Webサイトを作る際、「デザインが難しい」「CSSに時間がかかる」と感じたことはありませんか?
そんな悩みを解決してくれるのが Bootstrap です。
Bootstrapを使えば、HTMLにクラスを追加するだけで、洗練されたUIを簡単に実装できます。
本記事では、Bootstrapの基本から導入方法、実際のUI実装例までを丁寧に解説します。
Bootstrapとは?
Bootstrapとは、WebサイトのUIを素早く構築できるCSSフレームワークです。
Twitter(現X)の開発チームによって開発され、現在は世界中で利用されています。
あらかじめ用意されたデザイン済みのコンポーネントを使うことで、
CSSを一から書かなくても、整ったデザインを実現できるのが大きな特徴です。
HTMLとCSSの基礎が分かっていれば、誰でもすぐに使い始められます。
▼Bootstrapの公式情報については、下記リンクをご確認ください。
Bootstrap公式
Bootstrapを使うと何ができるのか?
Bootstrapを使うと、以下のようなことが簡単に実現できます。
特に、見た目を整える作業に時間をかけたくない初学者にとって、
Bootstrapは非常に心強い存在です。
Bootstrapの導入方法(CDN)
Bootstrapは、CDNを使えば数行で導入できます。
以下をHTMLの<head>内に追加してください。
<link href="https://cdn.jsdelivr.net/npm/bootstrap@5.3.8/dist/css/bootstrap.min.css" rel="stylesheet">
JavaScriptを使うコンポーネントを利用する場合は、</body>直前に以下も追加します。
<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/bootstrap@5.3.8/dist/js/bootstrap.bundle.min.js"></script>
これだけで、Bootstrapが利用可能になります。
CDN追加後の全体的なHTMLは下記のようになるかと思います。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>Document</title>
<link href="https://cdn.jsdelivr.net/npm/bootstrap@5.3.8/dist/css/bootstrap.min.css" rel="stylesheet">
</head>
<body>
<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/bootstrap@5.3.8/dist/js/bootstrap.bundle.min.js"></script>
</body>
</html>
▼BootstrapのCDNの最新バージョンについては、下記リンクをご確認ください。
BootstrapのCDN参考ページ(公式)
Bootstrapで簡単にUIを実装してみよう(サンプル付き)
ここでは、よく使われる3つのコンポーネントを実装してみましょう。
▼BootstrapのUIデザイン一覧については、下記リンクをご確認ください。
BootstrapのCheatsheet(公式)
アラート(Alerts)の実装例
<div class="alert alert-success" role="alert">
処理が正常に完了しました!
</div>
メッセージの種類に応じて、alert-success や alert-danger などを切り替えるだけでOKです。
ボタン(Buttons)の実装例
<button class="btn btn-primary">送信</button>
<button class="btn btn-secondary">キャンセル</button>
クラスを変えるだけで、色や雰囲気の違うボタンを簡単に作れます。
カード(Card)の実装例
<div class="card" style="width: 18rem;">
<div class="card-body">
<h5 class="card-title">カードタイトル</h5>
<p class="card-text">Bootstrapを使えば、カードUIも簡単に作成できます。</p>
<a href="#" class="btn btn-primary">詳細を見る</a>
</div>
</div>
ブログ記事一覧や商品紹介など、幅広い場面で活用できます。
Bootstrapのメリットとデメリットを理解しよう
Bootstrapのメリット
1. UI実装が圧倒的に速い
あらかじめデザインされたコンポーネントが豊富に用意されているため、
CSSを一から書く必要がなく、開発スピードを大幅に向上させることができます。
2. レスポンシブ対応が簡単
Bootstrapはモバイルファースト設計を採用しており、標準でレスポンシブ対応が可能です。
画面サイズごとのレイアウト調整も、専用クラスを使うだけで簡単に行えます。
3. 初学者でも扱いやすい
クラス名が直感的で分かりやすく、公式ドキュメントも充実しています。
HTMLとCSSの基礎を理解していれば、すぐに実践で使える点が魅力です。
Bootstrapのデメリット
1. デザインが似通いやすい
Bootstrapのデフォルトデザインをそのまま使うと、他のサイトと見た目が似やすくなります。
オリジナリティを出したい場合は、カスタマイズが必要になります。
2. カスタマイズにはCSS知識が必要
細かいデザイン調整を行うには、Bootstrapの上書きCSSを書く必要があります。
そのため、ある程度のCSS理解がないと自由度が下がる場合があります。
3. 不要なCSSが含まれる場合がある
使用していないコンポーネントのCSSも一緒に読み込まれることがあります。
ページの軽量化を重視する場合は、読み込み方法を少し工夫する必要があります。
まとめ
Bootstrapは、UI実装に自信がない初心者でも、すぐに使える便利なライブラリです。
HTMLにクラスを追加するだけで、見た目の整ったWebページを作れます。
Bootstrapを活用して、Web制作の効率を一気に高めていきましょう。
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